2013-06-17

order made "Ruby ring 制作工程"

長い手足の昆虫みたい。
複雑なことになっています。

背景に写っているスケッチが完成予定図。



制作者本人いわく
「上手な人はこんなに線を立てないからちょっと恥ずかしいよ」とのことですが。。
無事に、お花のようなデザインの石枠ができてきました。



この後ルビーやダイアモンドをセッティングし、仕上げをします。


華やかで可憐なプラチナ製のリングが完成しました。
センターには、お預かりしたリングから取り外したダイアモンドをセッティング。


花弁の間の小さなダイアモンドがデザインに繊細さと輝きをプラスします。
大切な方から譲り受けたジュエリーだったそうです。
デザインに時代が現れてしまい、着けにくかったものが
今回のリフォームでご自分好みに生まれ変わり
「普段から着けられそうで嬉しいわ!」とお喜びいただけました。



2013-06-08

order made "友人のマリッジリング"


以前エンゲージリングをお作りし、無事にご結婚が決まったお二人
(中川くん&私の友人のHちゃん)のマリッジリングのお話です。。
旦那様のご両親から贈られたマリッジリングのリフォームをご相談いただきました。
マリッジリングを受け継ぐというのは、あまり一般的ではないかもしれませんが、
ぜひリングを活かしながら、自分たちのリングにしたいというご希望でした。


リング内側にはご両親の刻印が彫ってあり、
ご自分たちの刻印を入れるスペースがたりないというお悩みと厚みが少し減っていたので、
リングの内側にゴールドで薄いリングを作り貼りつけるというデザインをご提案しました。


完成品には厚みが出たことで柔らかな印象になり、
またゴールドとプラチナのカラーもさりげなく面白みがあります。
新たに刻印をお入れし、「付け心地が良く、きれいになった」と喜んで頂けました。
旦那様のお母様にも「みんなの思いがリングを通じてひとつになったと思っています。
そして主人と私はいつまでも二人をリングを通じて見守れるうれしさでいっぱいです。」
とのありがたいお言葉をいただきました。


重ねられたお二人の手。温かい気持ちなります。
お二人の手は、ものづくりをする人の手です。
旦那様(中川くん)は、ギターなどの楽器を作る人、
友人のHちゃんは、木版画家です。
お二人とも「木」に関するお仕事なので、
結婚式は和歌山の木の神様を祭った神社で行われました。



とっても楽しそう!いつまでもお幸せに~!


2013-06-04

中川君のギター

先日、三宮に「黄土ソックス」のライブに行ってきました。

ギターを演奏するのは、私の友人Hちゃんと先月結婚された中川くん。
前にエンゲージリングのお話で紹介した方です。
彼はイギリスでギター作りを学び、現在は,
大阪の工房 [中川弦楽器製作所] でギターを手作りされています。
私は実際に彼の作ったギターを初めて見たのですが、
美しく存在感があり、きれいな音色でした!
なんて大変そうなんだろう!と思ってしまいました。
彼の人柄か、演奏会は穏やかで優しい雰囲気。
初めて音楽を聴きに出かけた3歳の娘は、はじめは緊張していましたが
そのうちリズムをとったり、案外リラックスして楽しんでいました。




こんなに複雑な部品を作って組み立てて仕上げしてって


演奏後はギターや、彼の友人が作った変わった形の楽器に触れて遊んでもらいました。

2013-06-01

order made "友人のエンゲージリング"



私の友人Hちゃんの彼から、
本人には内緒でエンゲージリングのご相談をいただきました。

デザインやコンセプトの相談の結果
お二人が一緒に登山をした思い出の山で石を採取し、テクスチャーをつけることに。
なんと、リング作りは彼と私たちで一緒に楽しく登山をすることから始まりました。


登山初心者の私たちは、山に慣れている彼に案内されてついていきました。
はじめは良い天気でしたが、山頂近くになると急に寒くなり季節が一転したようで
雪の中を「早くここを通り過ぎたい」と無言で歩いたり。。



よさそうな石をゲットして無事テクスチャーがつきました。


「切れ目がなく永遠に続きますように」と願いを込めて、
1本のつながった線を巻きつけて作ってあります。
ストーンは、Hちゃんが周りの人たちに囲まれて存在しているというイメージで配置。


プロポーズは山の上でされたとか。(ばらしてすみません。。)
ロマンチックですね!
みんなの思いが詰まったリング、制作できて楽しかったです。